今シーズンのインフルエンザは、例年より早い時期から流行が始まっています。
そろそろワクチン接種を考えはじめる時期ですが、「本当に打つ意味はあるの?」「いつ打てばいいの?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。
ここではワクチンの役割、接種時期の目安、副反応などについてご紹介します。接種をお考えの方への参考になれば幸いです。
インフルエンザワクチンの役割は、大きく2つあります。
「かからないための注射」ではなく、「かかっても重症化を防ぐための注射」と考えていただくと、イメージしやすいと思います。
インフルエンザは、かぜに比べて急な高熱や強い倦怠感、関節痛などの全身症状が出やすい病気です。
さらに、耳鼻咽喉科の領域では、感染をきっかけに中耳炎や副鼻腔炎を起こすことがあり、特にお子様は注意が必要です。
高齢の方は肺炎などの合併症のリスクを考えると、こちらも注意が必要です。
ワクチンで重症化を防いでおくことは、こうした合併症への備えにもつながります。
効果が出るまでの時間と持続する期間
ワクチンを接種してから効果が出はじめるまでには、およそ2週間かかります。効果が続く期間は約5か月とされています。
流行の時期に合わせて効果がしっかり働くよう、早めの接種を心がけることが大切です。
接種の時期の目安
接種は10月ごろから始まり、12月上旬までに済ませておくと安心です。
今シーズンは流行が早めですので、ご予定に合わせて、余裕をもってご検討ください。
対象と回数
当院でのお子様の接種について
副反応について
接種した部位の赤み、腫れ、痛みや、微熱、頭痛、だるさなどが出ることがあります。
多くの場合、2〜3日ほどで自然におさまります。
まれに、強いアレルギー反応が起こることもあります。
過去にワクチンで体調を崩したことがある方や、持病のある方は、接種の前にお気軽に医師へご相談ください。
去年打ったのに、インフルエンザにかかりました。意味はなかったの?
ワクチンは、かかる可能性を減らすものですが、100%防げるわけではありません。
それでも、かかったときの重症化を防ぐ効果が期待できるため、接種する意義はあります。
毎年打つ必要はありますか?
効果が続く期間は約5か月のため、前の年の効果は次のシーズンまで持ち越せません。
また、毎年、流行しそうなタイプに合わせてワクチンの中身が見直されています。
そのため、シーズンごとの接種をおすすめしています。
ワクチンと合わせて、日ごろの対策も続けましょう。
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料金のことや、接種について迷われていること、ご不明な点などがありましたら、遠慮なくご相談ください。
「耳掃除、実は正しいやり方が分からない…」という声をよく耳にします。
今回は当院の医師に、耳垢や耳掃除にまつわる素朴な疑問をぶつけてみました。日々のお手入れの参考にしてみてください。
| Q. | 耳垢って、そもそも掃除しなくても大丈夫なんですか?自分で掃除するとしたら頻度はどれくらいにしたらいいですか? |
| A. | 実は耳には自浄作用があり、耳垢は自然と外側へ移動して自然に取れていくようにできています。そのため、奥の方まで頻繁に掃除する必要は基本的にありません。ご自分でお手入れする場合は、耳の入り口(見える範囲)を、お風呂上がりに柔らかいタオルや綿棒で軽く拭く程度で、月1〜2回程度が目安です。奥まで耳かきや綿棒を入れると、かえって耳垢を押し込んでしまうことがあるので注意しましょう。 ポイント:耳は「掃除しすぎない」のが基本です。 |
| Q. | 耳かきと綿棒、どちらを使うのがいいですか? |
| A. | どちらも使い方次第です。耳かきは耳垢をかき出すタイプの道具で、力加減を誤ると外耳道の皮膚を傷つけやすい面があります。一方、綿棒は水分を含みやすく、かえって耳垢を奥へ押し込んでしまうことがあります。乾燥タイプの耳垢の方は耳かき、湿った耳垢の方は綿棒の方が扱いやすいと感じることもありますが、どちらを使う場合も入り口付近を軽くなでる程度にとどめ、奥までは入れないようにしましょう。 |
| Q. | 耳垢が詰まって聞こえにくくなることはあるんですか? |
| A. | はい、まれに耳垢が奥で固まってしまい、耳の聞こえに影響することがあります。「最近聞こえにくい気がする」「耳が詰まった感じがする」といった場合は、無理にご自宅で取ろうとせず、一度耳鼻科で診てもらうのが安心です。専用の器具で安全に取り除くことができます。 気になる症状があれば、無理せずご相談ください。 |
| Q. | 子どもの耳掃除で気をつけることはありますか? |
| A. | お子さんは外耳道が狭く皮膚もデリケートなので、大人以上に優しく行うことが大切です。動いているときに耳かきや綿棒を耳に入れると、思わぬ怪我につながることがあるため、じっとしていられるタイミングで、入り口付近を軽く拭く程度にとどめましょう。嫌がって暴れるようなら無理に行わず、耳垢が気になる場合や、耳だれ・発熱を伴う場合は早めに耳鼻科を受診してください。 |
まとめ 耳は基本的に「触りすぎない」のが一番のお手入れ方法です。聞こえにくさや詰まった感じなど、気になる症状がある場合は、自己判断せず当院までご相談ください。また、耳掃除だけを目的とした受診も全く問題ありません。外耳炎や中耳炎など他の耳の病気の早期発見にもつながりますので、お気軽にお越しください。 |
毎年つらい鼻炎症状を「薬で抑える」だけでなく、体質そのものに働きかける治療法があります。
今回は当院で行っている舌下免疫療法について、治療の概要から気になる副作用までわかりやすく紹介します。
ABOUT / 治療の仕組み
舌下免疫療法とはスギ花粉やダニによるアレルギー性鼻炎の原因物質を少量ずつ舌の下に含み、体を徐々に慣らしていく治療法です。
毎日決まった時間に自宅で行うことができ、通院は月1回程度で済むのも特徴です。
5歳以上のお子様から治療を受けることができます。
即効性のある治療ではなく、数年かけて体質改善を目指す治療です。焦らず、生活の一部として続けていくイメージを持っていただければと思います。
スギ花粉症の舌下免疫療法の治療は花粉の飛散が落ち着く6月〜11月頃がはじめ時です。
ダニアレルギーの治療はいつでも開始できます。
EFFECT / 期待できる変化
治療を続けると、どうなる?効果の現れ方には個人差がありますが、多くの方が次のような経過をたどります。
1年目
体が原因物質に少しずつ慣れていく時期
症状の変化はまだ感じにくいこともありますが、体の中では免疫の変化が始まっています。
2年目
鼻炎症状の軽減を実感し始める方が増える時期
くしゃみ・鼻づまりなどの症状がやわらぎ、薬を使う頻度が減ったと感じる方が多くなります。
3年目以降
治療終了後も効果の持続が期待できる
3〜5年続けることで、治療を終えたあとも効果が長く続くことが報告されています。
お子様の場合、忙しくなる中学生や高校生となる前に治療を終えられるよう逆算し治療を開始される方もいらっしゃいます。
長期にわたり正しく治療が行われると、多くの方でアレルギー症状の改善が期待できます。
SAFETY / 気になるポイント
副作用について治療開始直後は、口の中やのどに軽い症状が出ることがあります。
多くは体が慣れる過程で起こるもので、 数週間で落ち着くことがほとんどです。
心配な症状があれば、遠慮なくご相談ください。
よくある
口の中・のどのかゆみ、腫れぼったさ
服用後に口の中や唇、のどにかゆみや腫れぼったさを感じることがあります。
多くは軽度で、時間とともに落ち着きます。
まれ
おなかの不快感
吐き気や胃の不快感が出ることがあります。症状が続く場合はご連絡ください。
ごくまれ
全身症状
非常にまれですが、じんましんや呼吸のしづらさが出た場合はすぐに医師にご相談ください。
初回の服用は必ず院内で行い、30分間は院内で様子を見ていただきます。
何かあってもすぐに対応できる体制を整えていますので、安心して治療を始めていただけます。
WHO / こんな方に
治療をおすすめしたい方舌下免疫療法は、検査によりスギ花粉症またはダニによるアレルギー性鼻炎と確定診断を受けた方が対象となる治療です。
中でも、次のようなお悩みをお持ちの方には特におすすめしております。
なお、妊娠中の方や重い喘息などの持病をお持ちの方につきましては、治療の適否について事前に医師とご相談いただいております。
治療開始時期や治療計画(通常3年以上の治療が推奨)について医師と相談しながら治療にあたっていきます。
費用面含めご不明な点がありましたらお気軽にスタッフまでお声がけください。
このたび、当院のホームページをリニューアルいたしました。
これまで「文字が小さくて見づらい」「知りたい情報がどこにあるか分かりにくい」といったお声をいただくこともあり、患者様にとってもっと見やすく、そして親しみやすいサイトにしたいという思いから、今回の全面リニューアルに至りました。
「安心して通っていただける空間」を感じていただけるよう、文字の大きさやレイアウトを見直し、サイト全体の雰囲気も明るく清潔感のあるデザインに変更しました。
院内の様子やスタッフの写真も新しいものに差し替えています。
実際に来院された際のイメージが伝わりやすくなったと感じていただければうれしいです。
また、スタッフブログを活用し、患者様の毎日のお役に立てるような情報を、少しずつですがお届けできたらなとも考えています。
これからも当院をどうぞよろしくお願いいたします。